放射線科専門医の取得方法


放射線科専門医とは

公益社団法人日本医学放射線学会認定の放射線科専門医を取得するためには、学会員で日本の医師免許を持ち、放射線学会の定める施設において所定の研修プログラムを修了し、医師免許取得後に規定の臨床経験を積み放射線科専門医試験(筆記試験)を合格した者が「放射線科専門医」となります。

放射線科専門医の傾向

平成30年度の放射線科専門医試験の受験者数は288名で合格者249名とおよそ86%の合格率となっています。過去5年間の合格率も80~90%の合格率とで推移しているようで、毎年200名以上の専門医が誕生しており学会の最新の名簿では全国で6675名の専門医が登録されています。
放射線科専門医取得後は2年間の研修を経て放射線治療専門医試験または放射線診断専門医試験を受験し各資格を取得するように定められています。

受験資格

日本での医師免許を有し、受験時に3年以上放射線学会の会員である必要があります。
経験としては申請時に初期臨床研修期間を含め5年以上の臨床経験を有し、加えて医師法の規定に該当しないこととなっています。
専門医を受験するには一次試験である認定医の合格後、2年間以上学会規定の修練機関および該当施設において画像診断学、IVR、核医学の研修を終えていなければなりません。
なお診断、核医学の試験希望者は別途学会ホームページ上より症例登録が必要となります。

受験で必要な提出書類・記録

専門医受験を希望する場合は「二次願書」と記載と表記しご自身の住所、氏名を明記した返信用封筒を学会事務局に送ることで、必要な提出書類を入手することができます。
なお診断、核医学の試験希望者は別途学会ホームページ上より症例登録が必要となります。

受験料・更新料

専門医試験を受験する際には必要な提出書類と一緒に送られてくる振込用紙に所定の審査料を納付する必要があります。
また5年毎に資格を更新する際には更新審査料として30,000円を学会に納付しなければなりません。

試験概要

専門医試験はマークシート形式による筆記試験が採用されており、問題数は105問で試験時間は2時間30分となっています。
出題内容および範囲は学会規定のガイドラインに準ずるとされ、過去出題した問題は学会ホームページに公表されています。

専門医資格の更新について

専門医の認定期間は5年間で、5年ごとに資格を更新する必要があります。更新の際に必要な規定単位数は60単位以上で、申請する際には過去5年間における実績を申請書類にまとめ、審査料を払い込んだ後学会事務局に期限までに提出しなければなりません。
申請時に提出するものは「学術集会単位認定申請書」、「論文単位認定申請書」、「審査料」
で学術集会単位認定証には参加・受講証明書を添えて提出します。
なお、放射線科専門医取得後に診断専門医もしくは治療専門医を取得した場合は、自動的に更新されるようになっています。

学会ホームページ

公益社団法人日本医学放射線学会
※本記事は2019年2月時点のものです。詳細は学会のホームページをご参照ください。

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