産業医は会社内で労働者の健康管理をする上で重要な存在ですが、産業医の費用相場がいくらくらいなのかを知りたい事業主の方も多いことでしょう。
産業医は産業医認定証を有する医師が携わる業務となるため、費用相場が高い印象があると思います。
産業医の費用相場は、会社の労働者数により変化しますが、具体的にはどのような形態で費用がかかるのでしょうか。
今回は産業医の費用相場について触れながら、同じ費用を支払う場合により有利な産業医の探し方についても見ていきます。
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産業医の費用相場は専属産業医と嘱託産業医で異なる
産業医には「専属産業医」か「嘱託産業医」といった種類があり、どちらを設置するかによって、費用相場が異なります。
専属産業医の費用相場
まずは専属産業医の費用相場について、専属産業医について触れながら見ていきましょう。
専属産業医とは
専属産業医とは、会社に専属した勤務形態をする産業医のことを指し、1週間に3日以上、1日3時間以上の勤務形態と、従業員とほぼ変わらない勤務形態となることが特徴といえます。
従業員数が1,000人以上の会社か、有害業務に常時500人以上が携わる会社は、1名以上の専属産業医を選任する義務が発生します。
従業員数が3,001人以上となる場合は、2名以上の専属産業医の選任が必要となり、従業員数が多ければそれだけ産業医の需要が高まることが分かるでしょう。
専属産業医の費用相場
専属産業医の費用相場は、大体以下の通りになるといわれております。
・専属産業医の費用相場=(300~400万)×(1週間当たりの勤務日数)
こうして見て分かるように、専属産業医の費用相場は、1週間当たりの勤務日数により変動します。
週に1回の勤務形態としても年間に300~400万程度、週に5日の勤務となれば1,500~2,000万円程になるといわれております。
嘱託産業医の費用相場
次に、嘱託産業医の費用相場について見ていきましょう。
嘱託産業医とは
嘱託産業医とは、月に1~数回会社に訪問をしながら産業医業務に携わる産業医のことを指します。
50人以上999人以下の会社は嘱託産業医を選任する義務がありますが、先に述べたように、有害業務に500人以上が携わる会社の場合は専属産業医設置の必要があるため注意しましょう。
嘱託産業医の費用相場
嘱託産業医の費用相場は、紹介会社を介した選任方法になりますと、大体以下のようになる傾向があるといわれております。
労働者数 | 費用相場 | 労働者数 | 費用相場 |
50~100名 | 60,000円 | 501~600名 | 110,000円 |
101~200名 | 70,000円 | 601~700名 | 120,000円 |
201~300名 | 80,000円 | 701~800名 | 130,000円 |
301~400名 | 90,000円 | 801~900名 | 140,000円 |
401~500名 | 100,000円 | 901~999名 | 150,000円 |
1回訪問するごとに、別途6万円の費用が加算され、有害物質取り扱い企業の場合は上記費用報酬の30%増しとなることを覚えておくと良いでしょう。
嘱託産業医は普段医師として勤務する傍ら、産業医業務を行う場合が多いですが、精神科医といった専門性が問われる産業医の場合、半日当たり15~30万の費用がかかるといわれております。
嘱託産業医の費用報酬は、会社に勤務する社員数により変動することが分かります。
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しかし結局のところ、費用は産業医によってピンきり
産業医の費用相場と一言でいっても、費用は産業医により様々となるため、まさにピンきりになる傾向があるかもしれません。
個人で契約する産業医の費用
産業医と個人で契約した場合の費用相場は、大体どういった感じになるのでしょうか。
個人契約する場合の費用相場
嘱託産業医と個人契約をした場合の費用報酬の月額は、大体以下の通りになる傾向があります。
労働者数 | 費用相場 | 労働者数 | 費用相場 |
50~100名 | 100,000円 | 501~600名 | 200,000円 |
101~200名 | 120,000円 | 601~700名 | 220,000円 |
201~300名 | 140,000円 | 701~800名 | 240,000円 |
301~400名 | 160,000円 | 801~900名 | 260,000円 |
401~500名 | 180,000円 | 901~999名 | 280,000円 |
個人で契約する場合も、別途訪問費が6万円加算されるようになっております。
個人で契約する場合は割高になりやすい傾向が見られますが、紹介会社に支払う費用がかかってこないため、個人契約の場合も紹介会社経由の場合も費用に大きな差は見られないでしょう。
社内のツテやコネで産業医を探す方法や、知り合いや心当たりのある産業医に直接依頼をする方法となると個人で契約することとなります。
医師会を通じ産業医を紹介してもらう場合も、直接契約となることが多いといわれているため、個人で契約する傾向になるといえるでしょう。
産業医の費用相場は、先に述べましたがピンきりとなるため、事前に確認を取っておくとよいでしょう。
紹介会社経由で契約する産業医の費用
一方、紹介会社経由で契約する産業医の費用相場は、以下の通りになる傾向があります。
・費用相場=(産業医に支払う費用)×12ヶ月×30%(紹介会社に支払う費用)
紹介会社を利用して産業医を選任した場合、産業医へ支払う費用以外にも30%を紹介会社へ支払う必要があります。
トータルで見た場合、産業医と個人契約をした場合とそれほど差がないため、産業医選任代行や産業医選任後のフォローのことを考慮しても紹介会社を利用した方が有利といえるでしょう。
紹介会社によっては産業医選任後に必要な書類作成や提出に対応している場合もあり、産業医との間に余計なしがらみが発生しないため、何かあった場合相談しやすいかもしれません。
産業医選任も大変な作業となる上、実力のある産業医を見抜くことは困難になるため、より実力のある産業医選任を検討される場合は紹介会社を経由した探し方が理想的といえるでしょう。
紹介会社を経由して産業医を探すメリット
産業医の必要性に伴い紹介会社の需要も高まっておりますが、紹介会社を経由して産業医を探すメリットとして、どういったものが挙げられるのでしょうか。
事業所ごとに適切な産業医を提案してくれる
事業所ごとに環境は多種多様となり、同時に事業所が必要とする産業医はそれぞれとなりますが、そこに合わせて産業医を独自で探すことは至難の業といえます。
紹介会社には多くの産業医が登録しているため、紹介会社を経由して産業医を探すことで、より適切な産業医を提案していただくことが可能になるでしょう。
産業医を紹介後のアフターフォローも充実
紹介会社を経由して産業医を選任した場合、産業医紹介後のアフターフォローも充実している傾向があります。
産業医の訪問日程調整の代行を始め、産業医との間に問題が発生した場合も相談に対応してくれる傾向が高く、産業医交代に対しても対応可能なケースが多いでしょう。
産業医の都合で急遽退任となっても迅速に後任を紹介してくれる
産業医の都合(病気や事故、転勤やその他様々な事情)により、急遽産業医業務を退任せざるを得ない状況になることも考えられるでしょう。
産業医設置義務のある会社の場合、産業医が退任してから14日以内に次の産業医を設置しなければ法律により罰せられます。
産業医と個人で契約している場合、限られた時間内でまた1から産業医を探さなければなりませんが、紹介会社を経由していれば次の産業医探しも迅速に対応してくれるでしょう。
とっさの事態が発生するケースを考慮しても、産業医紹介会社に依頼をしておけば安心かもしれません。
産業医に紹介会社を選ぶポイント
産業医探しに紹介会社を選ぶポイントは、どういった点にあるのか簡単に見ていきましょう。
全国対応
紹介会社によっては、対応地区が都内かその近郊のみとなっているケースもあります。
特に地方や島に事業所を構える事業所の場合、対応できない場合があるため、事前に全国対応しているかどうか確認をしておくことが大切になってきます。
全国対応しているかどうかは、サイトや資料に明記がある場合もありますが、直接お問い合わせをする上で確認しても良いでしょう。
充実したフォロー
紹介会社の中には、産業医を紹介したらそこで終わってしまう会社もあるかもしれません。
産業医紹介会社を介するメリットの1つが、選任後のアフターフォローやサポートにありますが、フォローがどれだけ充実しているかどうか確認しておくことも大切になってきます。
電話やメールでのお問い合わせやパンフレット請求、ホームページの閲覧等で、フォロー体制についてあらかじめチェックしてみてはいかがでしょうか。
優秀な医師の在籍
紹介会社により在籍している産業医はピンきりとなり、中には産業医認定証を有する医師であれば、来るもの拒まずという状態で在籍させている紹介会社も存在するかもしれません。
けれども産業医であれば誰でも在籍させている方法を取っていれば、いつか問題が発生するリスクも高いでしょう。
そのため、優秀な医師が在籍しているかどうか確認しておくことが重要なポイントになってきます。
在籍している医師の選考基準について、ホームページやパンフレットに明記があれば確認しておくことが望ましいでしょう。
実績
紹介会社を選ぶ上で気になるポイントの1つが、これまでの実績にあるかもしれません。
実績がある紹介会社であればそれだけ依頼しやすく、信頼できるでしょう。
実績につきましては資料やサイトに記載がある場合が多いので、事前に複数の紹介会社の実績を見比べておいても良いかもしれません。
適切な費用で産業医と契約するなら「産業医クラウド」
適切な費用で会社にマッチングした産業医と契約したい、というお気持ちは、多くの会社に共通する想いになるでしょう。
より有効的な方法で産業医と契約をお考えでしたら、「産業医クラウド」でご検討されてみてはいかがでしょうか。
産業医クラウドの特徴
産業医クラウドでは、「休職を予防する未来型産業医の紹介」をコンセプトに産業医選任をしていきます。
そのため産業医在籍に当たり、全国の産業医達と厳しい面接を実施した上で、優秀と判断した産業医を厳選しております。
スタッフによる「もれなくすき間なく」のサービスも特徴で、産業医選任前にスタッフが各企業様のお話をお伺いした上で、産業医を選任していきます。
産業医選任後も各種アフターフォローをしており、産業医が業務をよりスムーズにできるために、産業医に対するフォローもしていきます。
スタッフによる徹底した業務支援に加え、産業医の標準化を図ることで、企業ごとにカスタマイズされた提案をしていきながら、より理想的な産業医業務の実現を目指していきます。
Avenirのスタッフは産業医と企業様の間に入りながら、産業医との関係性のフォローや訪問日程調整の代行もしていき、各種制度立ち上げのサポートも実践していきます。
万が一産業医を交代したい場合は無償で対応しており、その際に必要な書類作成や提出の代行も対応しております。
全国に対応しており、これまで北海道から沖縄まで1,000事業所に対応した実績があり、これまでメディア出演実績があることに加え、多数のメディア掲載実績があることも特徴といえるでしょう。
費用相場
産業医クラウドの費用相場は、凡そ以下の通りになります。
社員数目安 | 時間 | 費用相場 |
~150名 | 1時間 | 50,000円~ |
150~300名 | 2時間 | 80,000円~ |
300~500名 | 3時間 | 110,000円~ |
こちらはあくまで目安となり、企業により必要な時間は異なるため、より詳しい料金や延長料金につきましては別途お問い合わせください。
社員数が500名を超える場合は、お見積りをご相談いただければと思います。
産業医選任手数料としまして、ご契約時に別途10万円(税抜)がかかります。
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産業医クラウドについて、気になる企業様や事業主様がいらっしゃいましたら、よろしければ1度お気軽にお問い合わせいただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
産業医の費用相場は、専属産業医か嘱託産業医かにより異なり、探し方によりましてもいくらか差は発生します。
産業医探しに伴い費用が気になる方も多いでしょうが、今後のことを考慮した上で有効的な選任方法で産業医を探し設置することが望ましいといえるでしょう。
優秀な産業医を適切な費用で探したい場合や、実績のある産業医紹介サービス会社への依頼をお考えでしたら、一度産業医クラウドでご検討してみてはいかがでしょうか。
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